「夫婦で歩くスイスアルプス」

ヴィルヘルム・テル伝説の故郷を訪ねて

2004年5月6日。今日も雨です。フリューエレン駅前でポストバスに乗り換え、ビュルグレン村へやってきました。ここはスイス建国にまつわる伝説の英雄ヴィルヘルム・テル(=ウィリアム・テル)の生誕地とされていて、早速テル父子の像が出迎えてくれました。元は隣のアルトドルフの町の噴水に立っていたものだそうです。

ビュルグレン村の中心に建つ聖ペーター&パウル教区教会。右の塔に大きく描かれた人物像はイエスを背負って川を渡る聖クリストフォロスで、その上にテル父子も描かれています。

教区教会の脇に建つテル礼拝堂。テルの家があったとされる場所に16世紀に建てられたものです。正面の外壁のフレスコ画は、右がテル父子で、左がブルーダー・クラウス(フリューエの聖ニコラウス)、上が聖ロクスと聖ヴィルヘルム(ギヨーム・ド・ジェローヌ)と聖セバスティアヌスです。

テル礼拝堂の内部。中には入れないので、入口の格子越しに眺めます。正面の祭壇にも聖ヴィルヘルム(左)・聖セバスティアヌス(中央)・聖ロクス(右)の3像が祭られていて、壁や天井には全面にフレスコ画が描かれています。

側面の壁画はヴィルヘルム・テルの物語のようです。

写真右上が息子の頭に載せた林檎を射る場面。

教区教会の前から西側の眺望。左の林がシェッヒェン川の河畔で、その背後がアッティングハウゼン村。写真右端の奥がアルトドルフ方面になります。

スイス建国当時からビュルグレン村にあったという4つの塔のうちの一つ、ヴァッティクヴィラートゥルム。内部は「テル博物館」になっていますが、今の時期は未だ開いていません。右後方の尖塔が教区教会の鐘楼です。

山裾の道を歩いて州都アルトドルフに入りました。写真は中心部にあるレーン広場で、右の建物はウーリ州の兵器廠です。正面奥の建物に観光案内所が入っています。

市役所前広場に建つテル父子の記念像。アルトドルフの町の象徴的存在です。ヴィルヘルム・テルはこの町で息子の頭上の林檎を射貫いたとされています。

電車に乗ってシュヴィーツの街まで戻り、中心街へ。写真はハウプト広場と市庁舎です。市庁舎の壁の中央にある大きな絵は「モルガルテンの戦い」で、その左には「リュトリの誓い」も描かれています。写真右に見える歴史あるホテル「ヴィセス・レスリ」のレストランで昼食をいただきました。

ハウプト広場を挟んでホテル「ヴィセス・レスリ」の向かい(北側)に建つ聖マルティン教区教会。

聖マルティン教区教会の内部。

近くにある「スイス歴史フォーラム」に入りました。ここはスイス国立博物館の分館で、スイス建国の歴史等が分かりやすく展示されています。中世の衣装を着けて写真を撮れるところもありました。

続いて「連邦盟約文書博物館」へ。1291年8月1日にウーリ・シュヴィーツ・ウンターヴァルデンの原初3州によって締結された永久盟約書(これをもってスイス連邦の建国とされています)の原本をはじめ、スイス建国当時の重要な古文書が展示されています。

最後に「イタル・レディング館」へ。代々シュヴィーツ州の首長を務めた一族が17世紀に建てた邸宅で、博物館になっています。左手前へ長く延びた建物には州立図書館が入っています。

「イタル・レディング館」の内部。

「イタル・レディング館」の敷地内に建つ「ハウス・ベートレヘム(=ベツレヘムの家)」。1287年の建造と推定されていて、現存する木造住宅としては欧州で最古のものだそうです。

「ハウス・ベートレヘム」の内部。修復されていて見学できます。

シュヴィーツ市街の南西側、イーバッハ地区に建つヴィクトリノックスの本社。この斜め向かいに大型ショッピングセンター「ミーテン・ツェンター」があり、そこで買物を楽しんでからブルンネンのアパートに戻りました。


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