投稿者: おーと(管理人)
投稿日時: 24/04/25 15:44:48
ゴン太さま、また面白そうなハイキングコースを問題提起してくださって、ありがとうございます。我が家もカミさんが青コースのペイントを見た瞬間に拒絶反応を示しますから、ここは全く検討したことがありません。検索してみたところ、↓の動画がコースの状況を比較的分かりやすく伝えてくれてます。
https://www.youtube.com/watch?v=gYDPPXeR64o
この動画や地図から推測する限りでは、北側の峠(ガルメン谷=シュタフェルバッハ流域の奥)から南側の峠(テリボーデン谷の奥)へのトラバースだけがやや険しくて、それが青コースたる所以かと思われますが、それ以外は危険な箇所は殆ど無さそうに思えます。北峠と南峠の間にある岩峰が「チムニーっぽいところ」であれば、そこに登る必要はありませんので、歩き通していただける公算は充分あると考えます。
峠間のトラバースを断念して引き返す可能性を想定し、南北どちらのルートで登るかという点では、私は北側ルートをお薦めしたいです。テリボーデンの谷は狭くて谷底からの眺望が限られそうなのに対し、ガルメン谷は幅広で周囲の峰々をぐるっと眺められそうです。それに、往路でオーフェン谷からガルメンホルンの西山腹をトラバースすることになりますが、ここからのミシャベル山群の眺めが良さそうですね。モンデッリ峠まで登れなくても、我が家ならここまでだけでも充分に満足できそうです。
下り道の歩きやすさという点でも、テリボーデン谷の方が若干キツいんじゃないでしょうか。谷奥の氷河は消滅寸前の小規模なものでしょうから余り問題無さそうですけど、マットマルク湖畔まで直線的に下る形になりますから…。峠をトラバースする自信があれば、↑の動画とは逆ルートで、テリボーデンを登ってガルメンへ下る方が足への負担は少ないかも知れないなぁと思います。
どちらのルートでも、留意すべきは残雪の状況ですね。↑の動画は7月上旬ですが、我が家が15年前にモンテ・モーロ峠へ登った7月下旬でも、テリボーデンは一面の雪に覆われてました(↓)。ゴン太さまは8月のご予定ですから殆ど問題無いでしょうけど、今年は4月に入ってから寒の戻りがあってアルプスの北側に大量の新雪が降り、スイス北東部のセンティス山には未だ数mもの残雪があるそうです。7〜8月でも山に降雪があることは珍しくないので、その直後に登られる場合はご注意いただきたいところです。
https://aruku-swissalps.net/saasfee2.html#taelli
ところで、モンデッリ峠へのトレッキングをご検討ということは、ゴン太さまは既にオーフェンタール峠へお登りになったことがおありだってことでしょうか。ここは赤コースですし、マットマルク・ダム(バス停)からの距離もモンデッリ峠より短いですから、我が家ならモンデッリ峠の前にオーフェンタール峠を目指すべきかなと思います。もしゴン太さまがご経験済みでしたら、オーフェンタール峠の印象についてもお教えいただけましたら幸いです。