ホテル紹介 (4)

【ベルナー・オーバーラント】


ホテル・エメンタール Emmental (ラングナウ・イム・エメンタール Langnau im Emmental)

https://www.loewen-langnau.ch/
ラングナウはチーズの産地として有名なエメンタール地方の中心に位置する村で、ベルンから直行の急行電車に乗れば30分弱で着きます(ルツェルンからも1時間弱です)。ホテル・エメンタールは駅前通りを東へ数分歩いた場所に建つこじんまりした宿。案内された2階のダブルルームバスタブ付きで、部屋の入口の脇にあるミニバーのコーナーから立派なソファーセットが置かれたバルコニーに出られました。部屋にはカプセル式のコーヒーマシンがあり、無線LANも無料で利用できました。1階の受付の脇には雰囲気の良いロビーがあり、その隣室で内容豊富な朝食も供されますが、夜はバーしか営業していないので、夕食は歩道橋で線路の南側へ渡ったところに建つ別館「ガストホーフ・ツム・ゴルデネン・レーヴェンGasthof zum Goldenen Löwen」まで歩いて行く必要があります。でもこのレストラン、意外にお洒落な内装と洗練された料理で満足できました。2食付きで3泊すればお得な割引料金が適用され、コスト・パフォーマンス良好です。(2015年4〜5月に宿泊)


ホテル・レープシュトック Rebstock
(マイリンゲン Meiringen)

http://alpinsherpa.ch/
ルツェルン〜インターラーケン間を走る鉄道「ゴールデン・パス・ライン」の途中の町マイリンゲン。峠巡りポストバスの発着点でもあります。我が家は地元観光局を通じて駅に近いホテル・ヴィクトリアVictoriaを予約していましたが、先方の手違いで部屋が確保されておらず、満室だったため同ホテルに紹介されてこちらに泊まりました。場所は町の中心部、観光局の向かいです。宿泊した部屋は奥に隣接した別棟の2階で、シンプルながら改装してあってバスルーム(シャワーのみ)も清潔でした。朝食・夕食はホテル・ヴィクトリアのレストランで摂ることができましたので、ここのレストランは利用しませんでしたが、立地の割に客入りは良くなくて、地元の住人がバーとして利用する程度という印象でした。なおホテル・ヴィクトリアのレストランは応対も洗練されていて悪くありませんでしたが、予約が入っていなかったことを巡って同ホテルのオーナーと不愉快なやり取りがあったため(ご興味のある方は拙サイトの掲示板を遡って記事番号8517辺りをご覧ください)、二度と行くことは無いでしょう。(2009年8月宿泊)
※【追記】 2018年11月から経営者が近隣にある「アルピン・シェルパ・ホテル」のオーナーに交代したようで、レストランは2019年春まで休業中とのことです。


ホテル・ブリエンツァーブルリ Brienzerburli
(ブリエンツ Brienz)

http://www.brienzerburli.ch/
ブリエンツ湖に面した眺めの良いホテルで、特に別館「レーヴェンLöwen」の湖畔テラスで食べる朝食が最高です。本館最上階(屋根裏)のジュニア・スイートは湖側と山側の2部屋あり、山側の部屋も広くて良いですが、やはり可愛らしいインテリアに改装した天窓付きの湖側の部屋がお勧め。欲を言えば、もう少しバルコニーが広いと嬉しいですが…。レストランはイタリアンも得意で味はまずまず。ウェイトレスの対応は余り洗練されていませんが、幹線道路沿いで立ち寄るドライバー客が多いことや値段を考えれば、贅沢は言えないでしょう。
ブリエンツ村の西外れに位置しているので、村の反対側にあるブリエンツ駅からはかなり距離があります。ただ、ホテルのワゴン車で送り迎えしてくれますし、特産の木彫り製品を売る店を覗きながら村を歩くのも楽しいです。急行は止まりませんが比較的近くにブリエンツ・ヴェストBrienz West駅もあります。
ブリエンツと言えばSL登山電車に乗ってロートホルン観光が定番ですが、マイリンゲンにも近いので、余り眺望が利かないマイリンゲンの代わりに、ハスリベルクやローゼンラウイ辺りのハイキング拠点としても利用すれば良いと思います。(2001年6月宿泊)


ホテル・デ・ザルプ Des Alpes (シュピーツ Spiez)
シュピーツは、チューリッヒからベルン経由の幹線鉄道で来ると、インターラーケン方面・ブリーク方面・ツヴァイジンメン方面への3路線の分岐点にあたります。ハイキングを目指す旅行者にとっては3方面とも魅力的なターゲットですので、スイス到着初日の中継宿泊地として便利なところです。ホテル・デ・ザルプは少し安っぽい雰囲気ですが、庭に面したレストランでの朝食は気分が良いです。部屋のバルコニーから見下ろすトゥーン湖の眺め(写真)も素晴らしく、また地形が湖に向かってすり鉢状になっているせいか、朝は小鳥のさえずりが賑やかに聞こえて印象深いです。ただ、部屋がやや小さく、特にバスルームはシャワーのみで狭いので、長期滞在には不向きというところでしょうか。(1998年6月宿泊。残念ながらその後ホテルは営業を終了し、2009年にアパートに改装されました)


サニー・デイズ B&B Sunny Days (インターラーケン Interlaken)
http://www.sunnydays.ch/
ベルナー・オーバーラントの玄関口とでも言うべきインターラーケンの街は世界各地からの観光客で常に賑わっていて、中心部には安価な宿が少ないです。そんな中で貴重な存在と言えるのがこのB&B。正確には隣村のウンターゼーンUnterseenに属しますが、インターラーケン西駅から徒歩10分弱という便利な立地で、その割に周囲は静かな住宅街で騒々しさとは無縁です。外観は普通の民家という印象で、ドアを開けると狭い廊下の周囲に個室が並んでいて、安宿の雰囲気は否めません。でも部屋の広さはまずまずで小型の液晶テレビもありますし、無線LANが無料で使え、バスルームはやや狭いながらも機能的には一通り揃っています。朝食会場(兼フロント)は南側の庭に面した部屋で、簡素な内容ながらハムやチーズ等も供されて満足できました。1〜2泊程度の短期滞在ならお薦めできる宿だと思います。我が家が予約を申し込んだ際には1階のダブルルームしか空いていませんでしたが、2階の南向きバルコニー付きの部屋が眺めも良くて人気なようです。(2016年9月宿泊)


ホテル・シュピンネ Spinne (グリンデルワルト Grindelwald)
http://www.spinne.ch/
通りから見ると安っぽい感じですが、客室棟は南側斜面に長く伸びていて、奥の部屋はアイガーが正面に見えて見晴らしが良い上に、前に道路が無いので意外と静か。白木と白壁を主体にした内装も心地良いです。ただ、場所柄から日本人ツアーとの鉢合わせは避けられません。四つ星ホテルでレストランも幾つかありますが、宿泊した年には営業していないものもあり、通りに面したピッツェリアに入りましたが狭くて今ひとつでした。宿泊者用のレストランは別にあるので、2食付で泊まれば違った印象になったかも知れません。チェックアウトの際にフルーツとキャンディを布袋に入れてプレゼントしてくれ、その日のハイキングの昼食として重宝しました。(1997年6月宿泊)


プフィングストヴァイドリ Pfingstweidli (グリンデルワルト)
http://www.grindelwald.com/iframe-de.php?frameset=49&detail=169
プフィングステック行きロープウェイ乗場の広い駐車場から東へ少し小道を入った先にある休暇用アパートです。2棟並んだ大型シャレーの東棟(写真右奥)が「プフィングストヴァイドリ」で、我が家が滞在したのはその4階・5階部分の西半分でした。4階にはオープンキッチン、ダイニングテーブル大きなソファーセットと暖炉が置かれた広いリビングと、寝室が1つあり、南向きの広いバルコニーからはアイガーやフィーシャーヘルナー連峰のパノラマが正面に広がります。内階段で上がる5階にも南向き北向きの2寝室があり、専有床面積120uの6人用です(我が家はカミさんの妹一家3人と一緒に滞在しました)。バスルームも4階(バスタブ付き)と5階(シャワーのみ)の2つあり、4階のバスルームには洗濯機が備え付けられていて大変に重宝しました。周囲はとても静かな環境で、グリンデルワルト駅からは徒歩で約20分かかりますが、メインストリートの商店街を歩いてくるので余り苦になりません。グローセ・シャイデック方面への村営バスは近くの教会前バス停から乗れます。強いて難点を挙げれば、エレベーターが無いことと、前もって溜め炊きのスイッチを押しておかないと入浴時に家族全員分のお湯が出ないことがあること。またインターネットを使えないのが残念でした(この点は今では改善されているようです)。オーナーはベルン近郊の町に住んでいて、鍵などの実質的な管理は近所に住むシュミットさんという小母さんに委託されています。決して安いアパートではありませんが、休暇用アパートの料金が全般的に非常に高いグリンデルワルトとしては、内部設備や立地を考えると充分に納得できる内容だと思います。(2009年7月宿泊)


ホテル・ベルクハウス Berghaus (ヴェンゲン Wengen)
http://www.berghaus-wengen.ch/
ヴェンゲン駅前から北へ延びるメインストリートを抜け、四つ角を右手へ少し上った先(英国教会の奥)に位置するこじんまりしたホテル。駅から徒歩で数分ですが、荷物があれば車で送迎してもらえます。我が家が泊まったのは3階南向きのツインルームで、内装はシンプルながら広いシッティングスペースもあり、大きな窓から日が差し込んで明るい雰囲気です。バスタブ付きのバスルームも快適。ホテルの前は初心者向けのスキーゲレンデで、バルコニーからは正面にユングフラウをどーんと眺められます。1階には広い談話室があり、暖炉の前で談笑する客が絶えません。談話室の奥がレストランで、料理の質もまずまず。山岳リゾートなのに淡水魚料理を得意としていて、ワインリストにビール湖畔の銘柄が多いのでオーナーの娘さんに訊いてみると、オーナー一家は元々ビール湖畔のトゥワン村ホテルを経営していて、娘さん自身もトゥワン村で育ったとのこと。夏には毎年やってくる日本人の常連客もいるようですが、「何故か日本人は冬には来ないのよねぇ」と不思議そうでした。(2009年3月宿泊)


ホテル・アルペンルー Alpenruh (ミューレン Mürren)
https://alpenruh-muerren.ch/
シルトホルンへのロープウェイ乗場に隣接するホテルで、部屋からはユングフラウが正面に望めます。シルトホルン行きロープウェイの運営会社が経営しているらしく、宿泊者は映画007で有名なシルトホルン山頂の回転レストラン「ピッツ・グロリアPiz Gloria」でも朝食ができます。ただ、ロープウェイはそんなに早い時間から運転している訳ではないですし、海抜3,000mの高地へ行ってから朝食を摂るのも億劫で、ホテルで済ませる人が殆どでしょう。これが日没を見ながらの夕食ということであれば大変に魅力的だと思うのですが、残念ながら宿泊者に「ピッツ・グロリア」での夕食を割り引くというサービスは行っていないようです。
ホテルはこじんまりしていて居心地が良く、スタッフはアルバイト風の若者が多いものの対応は悪くありません。ただ、人気の高い村だけに、小さいホテルであるにもかかわらず日本人ツアーの利用が結構多いのです。小規模なホテルはスタッフの数も少ないので、団体客が一斉に食事を始めたり一度にチェックアウトを依頼したりするとパニックになりますし、狭いレストランの中で騒がれると閉口します。団体ツアーは人数にふさわしいホテルを選んでもらえないものでしょうか。
なお、隣のロープウェイ乗場では個人客のライゼゲペックを受け付けてくれないので、村の反対側にある鉄道駅まで荷物を運ぶ必要があります。引取りはホテルのスタッフにお願いできますが、送る方はそうもいきません。電気タクシーは高そうなので他の方法が無いかとロープウェイ乗場できいたところ、何と昔懐かしいリヤカーを貸してくれました。デポジットを要求されましたが無料でした。(2000年6月宿泊)


ホテル・アドラー Adler (カンデルシュテーク Kandersteg)
https://www.chalethotel.ch/
カンデルシュテークはエッシネン湖への入口というだけでなく、ダウベン湖・レッチェン谷・アレッチ氷河展望台等へのアクセス拠点としても便利な位置にあります。ホテル・アドラーはカンデルシュテークの中心部にありますが、村の規模が小さいので騒々しさは無く、東側の部屋の窓からはブリュムリスアルプの雄姿が望めます。内装はやや古いですが余り気になりません。ただ、団体客の利用が結構多いことと、アルバイト・スタッフが中心のため客への対応に細やかさが欠ける点は残念です。(2000年6月宿泊)


ホテル・ベルナーホーフ Bernerhof (カンデルシュテーク)
https://www.bernerhof.ch/
カンデルシュテーク村の中心部、上記ホテル・アドラーの3軒ほど北に位置し、窓やベランダ全面に飾られた色とりどりの美しい花々に目を奪われるホテル。正面側(東向き)のツインルーム「ブリュムリスアルプ」は、シンプルな内装ながら充分な広さがあり、バスルームも快適。広いバルコニーから正面にブリュムリスアルプ連峰を眺められます。ハーフ・ペンションの夕食の質もまずまずで、朝食には我が家の大好きなシルス風クロワッサン(シルザー・ギプフェル)が山積みされていて感激しました。オーナーのホスピタリティにも満足できる宿です。(2005年9月宿泊)


ロードゥナーフス Rodunerhus (カンデルシュテーク)
https://www.rodunerhus.ch/
カンデルシュテーク村の中心部に建つ教会の脇から小道を東へ辿った先に位置する休暇用アパートです。チェックイン・チェックアウトの際はオーナー夫人が車で駅まで送迎してくれますが、歩いても駅まで僅か数分の便利さ。スーパーやパン屋等も充分に徒歩圏内です。我が家が泊まったのは3階の屋根裏部屋で(ちなみにエレベーターはありません)、広いキッチン・ダイニングの奥にリビングスペース、反対側にバスルームを挟んで寝室という造りで、各所に天窓があるので明るい雰囲気。食器洗い機が無いものの、備品等はとても使いやすくて快適でした。無線LANも問題なく使え、地下に洗濯室あり(時間制の有料ですが1回1フランで充分でした)。オーナー夫妻は週央から週央までという変則的な滞在日程を容認してくださったうえ、何もお願いしていないのに「日本から送金するのは手数料が高いんでしょ」と言ってデポジットの事前送金を免除してくださいました。最後にはお土産まで頂戴してしまって恐縮しました。(2016年9月宿泊)


ホテル・ベーレン Bären (アーデルボーデン Adelboden)
http://www.baeren-adelboden.ch/
アーデルボーデンは、シュピーツとカンデルシュテークの中間点フルーティゲンFrutigenからバスで30分ほど入った谷奥のスキー・リゾートです。日本では余り採り上げられていませんが、周囲にロープウェイやゴンドラリフトが幾つも整備されていて、夏も手軽に静かなハイキングを楽しめる場所です。
ホテル・ベーレンは村の中心部にあり、トレードマークの熊の飾りが通りに張り出しているのですぐ分かります。メインストリートの北側に位置しているので、低い階だと向かいの家並みが山の眺めを遮ってしまいますが、最上階なら屋根越しに何とかヴィルトシュトルーベルを望めます。屋根裏部屋風のデラックス・ツインは広さが充分あり、改装されたバスルームも快適です。ハーフ・ペンションの夕食は3コースと4コースが用意されていますが、種類豊富なサラダ・バーが付くので3コースで充分。メインディッシュを肉料理と魚料理の2種類から選べるのが嬉しいですし、ワインの在庫も豊富です。レストランの質を考えると大変コスト・パフォーマンスの良い宿だと思いました。(2003年6月宿泊)


ホテル・ホルンベルク Hornberg (サーネンメーザー Saanenmöser)
https://hotel-hornberg.ch/
アーデルボーデンの西隣に広がるオーバー・ジンメン谷の中心地レンクLenkや、更にその西方のサーネンラントの中心地クシュタートGstaadも、ハイキングの拠点として便利なリゾートです。我が家は宿泊地を変えずに両方の地域を楽しもうと欲張り、レンクへの入口ツヴァイジンメンZweisimmenとクシュタートとの中間に位置する峠の村サーネンメーザーを滞在地に選びました。
ホルンベルクは駅から近く、心が安らぐシャレー造りのホテルです。南西向きの部屋のベランダやレストランのテラス席からは、牧草地の向こうにグムフルーの特徴ある山並みが遠望でき、大変気分が良いです。部屋は珍しくトイレとバスルームが別々になった造りで、別棟には室内プールを完備。ハーフ・ペンションの夕食は毎日2種類のコースを選択でき、料理の質は特上。何よりも、フレンドリーでありながら礼儀を欠かさないスタッフの態度が素晴らしいです。
こう書くと非の打ち所の無いホテルのようですが、問題は料金が高いこと。これだけ内容の揃った四つ星ホテルでは仕方が無いかも知れませんが…。またサーネンメーザーは小さな村で商店も殆どありません。大変静かな環境ですが、周囲の牧草地に肥料として屎尿を散布しているため、悪臭に耐えかねる日もありました。(2003年6月宿泊)


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