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ホテル紹介 (6)

【スイス西部】


「ラ・クリーク・ド・レヴォル La Crique de l'Evole」 (ヌシャテル Neuchâtel)

https://booking.juratroislacs.ch/Neuchatel/ukv/house/Neuchtel-Appartement-Appartement-La-Crique-de-l-Evole-TDS00020010488935717
ヌシャテル中心街の西、ヌシャテル湖岸近くに建つ休暇用の貸しアパートです。中心街のピュリー広場Place Puryから102番のセリエールSerrières行きトロリーバス(ほぼ10分毎に走っていて便利)に乗り、4つ目の停留所ポール・ルーランPort-Roulantで下車すると、すぐ近くに電子ロック付きの門扉があります。門扉を入ってすぐ右手が玄関。中は広いワンルームで、入った手前右側にダブルベッド、左側の窓際にバスルームダイニングテーブル、奥にキッチンとリビングスペースという配置です。南側一面が大きなで、そこから視界いっぱいにヌシャテル湖の眺めが広がり、晴れた日にはモン・ブランレ・ディアブルレ連峰ヴィルトホルンユングフラウ等の峰々が遠望できました。崖の上に建つ一軒家なので隣室を気にする必要がありません。玄関脇に洗濯機があり、無線LANともども無料で使用可。階段で急斜面を下った先に大家夫妻の自宅があり、到着時や出発時にはご主人が自家用車でヌシャテル駅まで送迎してくれます。予約時に契約書はサインしましたが、デポジットは要求されず到着時に現金で代金を支払いました。強いて言えばダブルベッドが少し小さめな点が難ですが、部屋からの眺望の素晴らしさだけでも充分に幸せを感じられる宿です。(2015年5月宿泊)


ホテル・デュ・ラック Du Lac
(エスタヴァイエ・ル・ラック Estavayer-le-Lac)

ヌシャテル〜フリブール地方観光の拠点として先ず考えたのが両市の中間にあるムルテン。ところが、「どうせ余りメジャーな地方じゃないからホテルは何時でも空いているだろう」と高を括っていたら目当てのホテルから「満室」の返事。ちょうど博覧会の開催直前だったからかも知れません。仕方なく地図を眺めつつ、代替地として選んだのがヌシャテル湖畔のエスタヴァイエという村でした。
ホテル・デュ・ラックは、その名のとおり定期船(但し夏しか立ち寄りません)の桟橋に隣接しており、部屋の前は写真のようにヨットハーバーです。写真右下に少し見えるサンテラス風がレストランで、夕食時には夕日がとても綺麗。部屋の内装や料理の質はそれなりですが、周囲の環境がすべてを救っています。スタッフは英語が片言しか話せませんが懸命にサービスしてくれます。欧州以外から観光客が来ることは殆ど無いのか、オーナーの小母さんは帰りに駅へ送る車を運転しながら「快適に過ごしてもらえたか」と心配そうに何度も尋ねてきました。
鉄道駅は村の中心を挟んで湖とは反対側にあるため、ホテル・デュ・ラックから歩くと20分以上かかります。でも駅からはイヴェルドンやフリブールへノンストップで行けるので意外と便利です。週末には桟橋から駅までSL風の観光ミニバスも運行されています。それに、エスタヴァイエの村は古い城郭や教会を昔のまま残していて、細い石畳の道を散策するとタイムスリップしたような気分になります。すれ違う村人は全員が挨拶をしてくれます。予想外に印象深い滞在となりました。(2002年宿泊。残念ながらその後営業を終了してしまったようです)


ヴィラ・セシリア Villa Cecilia (イヴェルドン・レ・バン Yverdon-les-Bains)
https://tportal.tomas.travel/Yverdon/ukv/house/TDS00020010032606163
ヌシャテル湖西端の街イヴェルドン・レ・バンは、城郭や教会に面した旧市街のペスタロッツィ広場が歴史を感じさせ、駅前に週2回マルシェ(露店市)が立つ滞在適地です。郊外にも歴史的な見どころが多く、春や秋にはフランス国境近くのジュラの低山で手軽なハイキングを楽しめます。
「ヴィラ・セシリア」は温泉センター近くに建つマイアーMeierさんご夫妻のお宅で、駅から歩くと20分ほど掛かりますが、市内バスの停留所までは徒歩数分です(但し我が家は殆ど市内バスを使わずに駅まで毎日歩きました)。隣に交通量の多い道がありますが、意外に静かな環境です。2階の全フロアーを短期滞在者用に貸し出していて、リビングキッチン寝室バスルームに加えて廊下の突き当たり(南側)に大きな窓付きの書斎風の部屋があって良い感じでした。玄関は共通ですが鍵を貰え、内階段で直接階上へ上がれます(2階入口も施錠できます)。設備はやや古さを感じますが使い勝手は悪くなく、無線LANも快適に使えました。南側に広いがあり、1階に住む大家ご夫妻が草木や畑の手入れに連日精を出されています。滞在者の世話は主に奥さまが対応されていて、英語は片言のみですがとてもフレンドリーです。我が家は21時過ぎという非常識な時間に到着したのですが「ノー・プロブレム。駅まで車で迎えに行く」とおっしゃってくださり、手土産に日本のお菓子をお渡ししたらお返しに街の英文ガイドブックを頂戴しました。デポジットの事前送金は要求されず、到着後に現金で支払いました。なお3階には別の女性が住んでいますが、紹介されなかったので大家ご夫妻の娘さんではないのかも知れません。(2014年5月宿泊)


レジデンス「ル・トラン Le Torrent」 A14号室 (シャトー・デー Château-d'Oex)
https://brandbusinessservices.ch/en/holiday-rentals-in-chateau-d-oex-chalets-apartments/
シャトー・デーは「ペイ・ダンオーPays d'Enhaut」と呼ばれるヴォ―州東部高地の中心で、冬季に開催される熱気球大会が有名ですが、他の時期は静かで落ち着いた感じの村です。西のレマン湖周辺だけでなく、東のクシュタートやジンメンタール地方、南のレ・ディアブルレやレザン方面、北のグリュイエール方面へも日帰りで出掛けることができ、ハイキングの拠点として便利な場所です。多くの貸アパートは村の西部にあって駅から遠いんですが、「ル・トラン」は駅の裏手を北へ数分登った場所に建つ2棟の大型シャレー。我が家が滞在したのは西側のA棟2階(日本式では3階)の部屋で、ダイニングテーブルや書斎机が置かれたリビング、2人用の寝室、設備の整ったキッチン、バスタブ付きのバスルームから成り、南向きの広いバルコニーからグンムフルー方面の眺望を楽しめました。建物の地下に共用の洗濯室があり、管理会社から受領した磁気カードを使って無料で利用できました。予約時に30%のデポジットを支払い、残金を滞在開始1週間前までに送金するのが原則のようでしたが(クレジットカードでの支払いは不可)、我が家は交渉して予約時に代金の50%を送金する代わり、残金は到着後に村内にある管理会社の事務所を訪ねて現金で支払うことにしました。管理会社の女性社長は英語が不得手でしたが、若い女性事務員とは英語で問題なくコミュニケーションができました。(2024年6月宿泊)


ホテル・スプレンディド Splendid (モントルー Montreux)
http://www.hotel-splendid.ch/
レマン湖畔でもひときわ華やかなモントルーの街で、遊覧船乗場の正面という便利な立地ながら比較的安価に泊まれるのがこのホテルです。モントルー駅からも徒歩で数分ですが、駅前から湖岸道路まで長い階段を下る(エスカレーターは上りしかない)ので、大きな荷物を持っていたら駅前から少し東へ歩いたところにあるエレベーターを利用してください。我が家が泊まったのは2階のフロントデスクの脇にあるトリプルルームで(この時は姪っ子を連れていました)、バスタブのあるバスルームが付いており、出窓型のリビングペースから眺めるレマン湖が綺麗でした。築100年超の古い建物ですが、使い勝手はそれほど悪くありません。ただ、部屋にエアコンは無くて旧式の扇風機だけなので、蒸し暑い夜に窓を開け放つと深夜でも湖岸道路を走る車の騒音が気になります。朝食会場も2階で、予めテーブルにパンが置かれた比較的シンプルな内容でしたが、窓際の席は眺めを楽しめて良い雰囲気です。我が家はジュネーヴ空港駅での切符購入に時間を要してホテル到着が22時過ぎになってしまい、事前にその旨の連絡を入れていたのですがフロントのお兄さんに「21時半以降のチェックインは非常識だ!」と厳しく叱られてしまいました。でも翌朝に応対してくれた小父さん(多分オーナー)は大変フレンドリーで親切でした。(2018年8月宿泊)


ホテル・シャトネール Châtonneyre (コルソー Corseaux)
https://www.chatonneyre.ch/
コルソー村はヴヴェVeveyの街の西隣に位置し、美しい葡萄畑が世界遺産に指定されたラヴォー地区Lavauxの東端にあたります。ヴヴェ駅前からほぼ30分毎に出ている211番の市内バスに乗って約10分ですが、モン・ペルランMont Pèlerin行きケーブルカーも利用できます。「シャトネール」はコルソー村の中心に建っている目立つ建物なので、すぐ分かります。内部はやや古さを感じますが、落ち着いた印象で悪くありません。宿泊した3階の部屋はシンプルな内装ながら、バスルームはバスタブ付き。バルコニーからレマン湖やシャブレーの山々を美しく眺められました。無線LANも無料で使用できます。ただ朝食はビュッフェ形式でなく、小母さんがパン・チーズ・シリアル・ヨーグルト・飲み物等を「あいよ」と持ってきてくれるシンプルな内容です。レストランで夕食にレマン湖特産の淡水魚料理をいただきましたが、珍しいスープ仕立てで美味しかったです。地元産の希少なワインも味わえます。但しレストランは日曜の夜と水曜が休業。その日はホテルのフロントも無人になり、宿泊客は自分で玄関の鍵を開けて出入りします。全般に宿泊料金が高いレマン湖畔地域ではリーズナブルな宿と言えるでしょう。(2013年4月宿泊)
なおヴヴェ〜モントルー地区に宿泊すると「モントルー・リヴィエラ・カード」が無料で貰え、これで宿泊期間中は地区内の公共交通機関を無料(山岳鉄道の一部区間とレマン湖の遊覧船は50%割引)で利用できるので大変便利です。通常この手のサービスはチェック・イン後からしか利用できませんが、ここでは到着時の宿への移動も予約確認書を見せれば無料になります。細やかな配慮がありがたいです。
【追記】 2015年末頃に一旦営業を終了した後、改装して再開されました。


ホテル・モン・ブラン Mont-Blanc (モルジュ Morges)
https://www.hotel-mont-blanc.ch/
レマン湖畔の観光拠点としてお勧めなのがモルジュの町。ローザンヌのすぐ西隣という便利な位置にありながら、ローザンヌのような騒がしい大都会でなく、大通りにマルシェが立つなど生活の匂いがする居心地の良い町です。隣村に住んでいたオードリー・ヘプバーンが買物に来た町というのも素直に頷けます。
湖畔に建つホテル・モン・ブランはこの町で最も古い歴史を持つホテルですが、全面改装しているので古めかしさは全くありません。レストランの料理やサービスも大変洗練されています。湖を正面に見渡せる南側の部屋はコの字形をしていて、中央にバスルームがあるという変わった造り。湖の対岸にはホテルの名のとおり白いモン・ブランの遠景が望めます。ただ、この辺りの湖畔には毎年春になると大量のユスリカが羽化して飛び回り、人を刺すことは無いのですが湖畔の散策もうっとうしい程になります。部屋の窓の外側にもびっしり留まっていて、折角のバルコニーにも出ることができなかったのは残念でした。(2002年宿泊)


ホテル・ド・ベルヌ De Berne (ジュネーヴ Genève)
https://all.accor.com/hotel/9577/index.en.shtml
正直に感想を述べてしまうと、コルナヴァン駅から近くて料金が比較的リーズナブルというだけのホテル。四つ星ホテル(宿泊当時)ですから部屋の内装やスタッフの対応はまずまずですが、中央駅に近いだけあって周囲の環境はお世辞にも良いとは言えません。宿泊料金もジュネーヴの相場からすればリーズナブルというだけで、決して安くはありません。それに日本人の団体ツアーが毎日入れ替わりでやって来ては、添乗員がロビーやレストランで大声を張り上げて注意事項を繰り返しています。あの小学生の社会見学旅行のようなツアーは何とかならないものでしょうか…。(1997年宿泊、写真は部屋からの眺め。その後「ナッシュ・ヴィル」という名のホテルに変わり、現在では大手チェーン「イビス」ブランドの三つ星ホテルになっているようです)


B&Bホテル・ジニーヴァ・エアポート B&B Hotel Geneva Airport (ヴェルニエ Vernier)
https://www.hotel-bb.com/en/hotel/geneva-airport
ジュネーヴ空港の近隣にあるホテルのうち比較的安価に泊まれるのがここです。朝夕には空港から無料シャトルバスが運行されていますが、30分毎に走っているプチ・ランシーPetit-Lancy行きの路線バス(28番)に乗ってエタン・カザ・バンバ停留所Etang Casa-Bambaで下車してもすぐです(空港から所要7分)。近くのアヴァンシェ駅Avanchetからコルナヴァン方面行きのトラムに乗れるので、ジュネーヴ中心街へのアクセスも便利。宿泊予約者にはジュネーヴ市内の公共交通を無料で利用できるカードが事前にメール送付されてくるため、バスやトラムの切符を買う必要はありません。部屋の内装は新しくて清潔感があり、1人あたりタオルが1枚、ハンガーが2本など備品は最低限ですが、シャワーが機能的で使いやすく、外部の騒音も全く気になりませんでした。朝食会場は広く、ビュッフェの内容が豊富で、ゆったりした気分で朝食を楽しむことができました。(2024年6月宿泊)


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