投稿者: おーと(管理人)
投稿日時: 25/10/12 22:20:24
ゴン太さまのご指摘のとおり、「マイトパス」は「マイデン村へ通じる峠」という意味なので、「マイト峠」ではなく「マイデン峠」と書くべきかも知れません。でも「マイデン」自体も現地での発音は「メイドン」或いは「メイダ」に近いかも知れず、こういう点を悩んでいると考えが纏まらず収拾がつかなくなってしまいます。
日本語のガイドブックや旅行記には地名を英語風に読んでいるケースが少なくなく、それでは現地で通じにくいだろうと感じるので、拙サイトでは片仮名での地名表記に拘っています。現地で使われている言語の「標準語」で読んだものを基本にしているんですが、幾つか例外もあって、例えばドイツ語の語頭の「S」はスイスのみ原則として(普通名詞的なものを除き)清音で表記してます。これも「語頭のSが濁らないのは南ドイツやオーストリアでも同じじゃないの?」と言われると思いますが、まぁ何らかの基準を設けないと自分の中で面倒なだけなので、お許しいただきたいと思います。
「チューリッヒ」や「サン・モリッツ」なんかも自分としては少し違和感があるんですけど、ドイツ語の発音的に「ツューリヒ」とか「ザンクト・モリッツ」とか書くと何処だか分からなくなったり検索にヒットしなくなってしまったりするでしょうから、余りに一般的になっている地名はそのままにしてます。
ドイツ語圏だけでなくフランス語圏でも、スイスの現地での発音は標準語とかなり異なっています。全般にスイス国鉄は標準語的な発音を採用しているのに対し、ポストバスの車内アナウンスは現地での発音を重視していて、聞き比べると興味深いです。